フルモールド鋳造技術(FMC)紹介

消失模型技術の概要

消失模型技術の概要...

 

消失模型の長所と短所

分類項目説明
利点複雑な構造の鋳物消失模型鋳造は、複雑な形状の構造や単品開発に適しています。
利点高精度木型鋳造に比べ、消失模型鋳造は寸法精度が高く、±1MMの公差が可能です。木型鋳造では±10MM(CNS4021基準)。
利点生産性向上1日に10個の鋳物を処理でき、木型鋳造の5倍の効率を持ちます。
欠点ロット生産の経済性大量生産でこそ経済効果が高まり、少量生産ではコストが高くなります。
欠点材料制限適性:ねずみ鋳鉄 → 非鉄合金 → 普通炭素鋼 → 球状黒鉛鋳鉄 → 低炭素鋼・合金鋼。前処理を行わないと試作・調整に長時間を要する可能性があります。
欠点サイズ制限振動台や砂型などの設備の制限により、鋳物のサイズに制約があります。

消失模型技術と従来の木型との比較

鋳造方法1kgあたりのCO²e排出量
木型鋳造1.12 CO²e
FMC鋳造0.83 CO²e

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